褐色脂肪細胞を利用して美しく痩せる
ダイエットの手段として褐色脂肪細胞の働きを活用するというやり方がありますが、知っておくべきことがあります。
冷たさや寒さを体が感じるのは、クラウゼ小体という冷たさを感じる感覚器が刺激されたときです。
冷たさを感じる機関は、唇に特に集中していますが、次いで手に存在します。
脳は全身から発信される情報を受け取る重要な器官ですが、特に手で冷たいものをさわった場合、体全体が冷たいと思うようです。そのため、寒さで体温が下がらないよう、褐色脂肪細胞の働きを高めます。
凍ったペットボトルを手で握ることによって脳を勘違いさせ褐色脂肪細胞を活性化させることができます。
人体にはミトコンドリアという器官があり、褐色脂肪細胞が働くと体脂肪はミトコンドリアまで運ばれます。
脂肪はミトコンドリアで分解される過程で熱を作り出します。
褐色脂肪細胞にはミトコンドリアがたくさんあるので、エネルギー消費に役立つのです。
一方でミトコンドリアはエネルギー代謝と同時に活性酸素を生成します。
体内に活性酸素があると、安定状態を求めてたんぱく質や脂質を酸化させるという性質があると言われています。
たんぱく質や脂質が活性酸素によって酸化されると本来の機能を失い、肌の乾燥や体力低下などの原因になるとされています。
体内の活性酸素を減らすには、抗酸化作用の強い栄養素を摂取することです。
ビタミンCやポリフェノールが抗酸化物質の代表格です。
美しく痩せるためには、褐色脂肪細胞を活性化させると共にアンチエイジングに良い栄養素をたくさん摂取することが重要です。