褐色脂肪細胞とはどんな脂肪
効率的に体重を減らしたいという人は、褐色脂肪細胞の存在に目を向けてみましょう。
いったい褐色脂肪細胞とはどのようなものなのでしょうか。
脂肪細胞には、褐色脂肪細胞と白色脂肪細胞があり、皮下脂肪や内臓脂肪のほとんどは白色脂肪細胞です。
体内の脂肪を減らしたいという場合、褐色脂肪細胞の働きを活用すると効率がいいとされています。
白色脂肪細胞はエネルギーの貯蔵庫として機能していますが、褐色脂肪細胞はエネルギーを使うために存在しています。
脂肪を熱エネルギーに変換させる働きが褐色脂肪細胞にはあるのです。
びっくりするくらい食べるのに、全く体重が増えないという人がいます。
そういう人は、体内の褐色脂肪細胞が盛んに動いています。
どんどんエネルギー代謝が行われて、白色脂肪細胞として蓄えておくはずのエネルギーが減ってしまうのです。
褐色脂肪細胞が存在しているのは首まわりと胸まわり、そして肩甲骨の深い部分のみであり、脂肪細胞全体の1/100程度しかありません。
褐色脂肪細胞の働きで血液が流れやすくなったりして、体温を上げることがわかっています。
褐色脂肪細胞は、外気温が低くても体温は一定に保っておきたいときなどに活性化しますが、この褐色脂肪細胞をダイエットに利用するという方法があります。
年齢を共に減っていく褐色脂肪細胞はですが、今肥満治療につなげる研究もされているといわれています。